「あおぞら」では、親が子どもたちを預け、おいしいお茶とケーキを食べながら、ゆっくり語りあえる場を設けています。
　親たちは、日常は子どもたちを遊ばせながらの語らいのなかで、お話しタイムももてますが、"ゆっくり"とは話せないのも現状です。
｢私の子育て、これでいいの？｣｢みんなはこんな時どうしてるの？｣｢こんなこと悩んでいるの私だけ？｣と思っていても誰に聞いたらいいのか、いつ話せばいいのかと困っていました。そんな親たちの思いを、安心して目いっぱい話し合える場としています。
　参加した親たちは、｢ゆっくり、自分の思いを聞いてもらえてスッキリした｣｢みんなも私と同じようなことで悩んでいると思った｣｢最初は預けた子どもが泣いているか気になっていたけど、気がついたら話に集中していた｣と感想を話してくれました。参加した親たちはお互いに心を開いてゆっくり語り合い、思いが共有できたことで、さらにつながりが深まり、誰かが困っていたら声をかけあえる子育て仲間になっていくと思います。
はじめての子育てで24時間365日小さな子どもと向き合っている親たちにとって、"自分の思いをゆっくり聴いてもらえる時間は大切だ"と改めて感じています。

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文：ハーモニーネット未来 認定NPO法人子ども劇場笠岡センター

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